FX相場に大きく影響を与える経済指標。初心者が絶対に知るべき8の指標とは?
どうも。
あなたと一緒にセミリタイヤ生活を目指す!
だいです。
経済ニュースや新聞などでよく目にする「GDP」「物価」「失業率」などといったデータを
『経済指標』といいます。
今回は、初心者が知っておくべき重要な「8の指標」を解説していきます。
経済指標を押さえることで、
「なぜ今円安になっているのか?」
「なぜ値上げラッシュになっているのか?」
などが分かり、対策や準備をすることができるようになります。
経済指標とは?
世界各国の経済動向を把握する上でとても大切なバロメーターです。
経済指標の発表後はFX相場が大きく上昇・下降する場合があります。
FXで長期的に利益を上げ続けるために、経済指標は必ずチェックしてください。
重要経済指標8項目
①米国雇用統計
アメリカの雇用情勢に関するデータを集めた米雇用統計は、
主に「非農業部門雇用者数と失業率」 「平均賃金」などに注目が集中します。
景気が上向きだと、事業を拡大するなどで企業の雇用者数は増えていきます。
逆に景気が下向きだと、工場停止やリストラなどで、失業者が増えていきます。
企業がどの程度
「人を雇えているか」「賃金を出せているか」「まだ雇う余裕があるか」
などを示しています。
米雇用統計を為替関係者が注目する理由は、
米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する上で雇用情勢を重要視しているからです。
多くの先進国の中央銀行の役割は物価の安定にありますが、
FRBはそれに加えて雇用の最大化を責務としています。
そのため、雇用統計の結果が
良好なら量的緩和の縮小や政策金利の引き上げ観測に、
悪化したら緩和拡大や引き下げ観測につながります。
米国雇用統計の発表時刻は、毎月第一金曜日(場合によっては第二金曜日)、
午後9時30分(米国冬時間は午後10時30分)に発表されます。
*相場がかなり動く場合がありますので要注意です!
②消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数はCPIとも言われています。
一般消費者世帯が購入商品やサービスの総合的な価格の動きを指数化したもの。
インフレに関する今後の動向を分析する指標として最も一般的であり、
金融当局の政策を予測する上で注目度が非常に高い指標です。
③国内総生産(GDP)
一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額のこと。
その国の経済規模を示す経済指標として、最も注目されています。
GDPは、同じ国の同じ時期の数値が複数回発表されることも大きな特徴です。
各四半期とも、
速報値
改定値(速報値発表から約1ヶ月後に発表)
確報値(改定値発表から約1ヶ月後に発表)
と3回発表されます。
各四半期とも、
速報値
確報値(速報値発表から約2週間~4週間後に発表)
と2回発表されます。
一次速報
二次速報(一次速報発表から約1ヶ月後に発表)
と2回発表されます。
その中で最も注目されやすいのは、最初に発表される速報値です。
しかし改定値や確報値でも事前予想と大きく違う結果になれば、
それによって為替相場が動くケースも見られるため注意深く見る必要があります。
GDPは四半期(3ヶ月)ごとに発表されます。
*カナダは毎月発表されます。
④ISM製造業景況指数
全米の製造業の300人以上の購買・供給管理の役員に、
生産、新規受注、在庫、価格、雇用などの項目について、
前月と比較し、「良い」「変わらず」「悪い」から選択してもらい、
結果をパーセンテージで表したものです。
50%が景気判断の分岐点となっており、
50%を上回ると製造業の景況が良く、
50%を下回ると悪化していることを示しています。
⑤小売売上高
百貨店やスーパーマーケット、コンビニなどの
小売業者の売上額をまとめた経済指標のことです。
多くの国では、消費活動が経済活動の半数以上を占める傾向があります。
消費動向は経済動向を把握する上で、
欠かせないこともあり小売売上高の注目度も高くなります。
⑥FOMC
FOMCは「米連邦公開市場委員会」の略です。
米国の金融政策や政策金利に関することを討議・決定する会合のこと。
日本の日銀金融政策決定会合、欧州のECB政策理事会に相当します。
米国の政策金利が決定される重要イベントであり、世界中の投資家たちが注目しています。
結果と予想が大きく違った場合は、
ドルを中心に為替レートが大きく変動する可能性もあります。
⑦製造業PMI
購買担当者景気指数のことで、
企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、
景況感を指数化した景気指標のことです。
製造業と非製造業に分けて発表されます。
特に製造業PMIは鉱工業生産や雇用統計などと比べて
景気動向の変化をいち早く示す指標です。
⑧生産者物価指数
米国の労働省が、
米国内の製造業者の販売価格を約1万品目について調査し、発表するものです。
製造段階別(最終財・中間財・原材料)、品目別、産業別の数値が毎月発表されます。
その他にも多数経済指標はありますが、まずは上記の8項目を意識しましょう。
*経済指標発表後は値動きが激しくなる場合が多いので、
EA運用も裁量取引も注意が必要です。
*場合によっては運用をストップする。
もしくは取引をしない選択肢も視野にいれてください。
追記
・四半期決算にも注意が必要です。(特に3月と9月の最後の週)
日本なら会社法、諸外国にも、必ず法の規定から会計報告は義務化されています。
年金運用のGPIF始め、機関投資家や大口や輸出輸入の実需【総合商社など】
世界の基軸通貨であり決済通貨はアメリカドルです。
特に原油高騰で、ゴールドやポンドなど色々と影響出てます。
大口は、富裕層からとても大きな額の資金を預かって運用してます。
なので、運用結果など示す四半期(3月・6月・9月・12月の最後の週)ごとの
会計報告は相場が荒れやすいので超!注意が必要です。
特に、欧米は9月年度末、10月には新営業年度になるのが多いので、
特に営業年度末にあたる9月、
半期事業年度末あたる3月は相場が荒れに荒れる可能性が高いです。
・ゴトー日も注意が必要です。
毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日のように5と10の付く日をいいます。
企業の銀行の資金決済が多くなるため、実需のドル需要が多くなる傾向があります。
そのためゴトー日の為替相場では、仲値決定時 (9時55分) 付近で
ドル買いが強まる傾向があります。
*ゴトー日が土日や祝日にあたる場合は、その前営業日が実質ゴトー日になります。
経済指標参考サイト
経済指標や重要人物の発表を事細かに確認できるサイトです。
海外時間の発表でも、ちゃんと日本時間に直して記載してくれており、
その経済指標や重要人物の発表発言の重要度をランク付けして表示してくれているので
初心者の方でも見やすい仕様になっています。
まとめ
経済指標は聞きなれない言葉がたくさんありわかりずらいですが、
FXをやっていくうちに慣れてきますので、
あまり深く考えずに一つ一つ覚えていけば大丈夫です!
最後までご覧いただきありがとうございます。